箱うさのあたふた日記

←約10年ぐらい金髪でした。
先日、具合も悪いし、
眼科検査で瞳孔も開いた＝何もできない
瞳孔を開いて眼底出血の具合を検査します。
瞳孔を開くと半日以上、焦点が合わず携帯の文字はもちろん本も看板も何がかかれているか見えません。
こんな状態でも通いなれているので車運転してしまうけど通常はダメです。
人によって元に戻る時間も違うし、開く薬の量も違う。私は大概１度で開かずもう１度と倍に…
何もできない時間がたっぷりある。
髪色変えよ！
眼科に行く前に予約なしでも良いか訊き運良く午後は空いていると連絡をもらっていた。
以前お勧めと言われた”ピンク”に。
いろいろあって気分も自分も変えたかった。
見慣れない顔がそこにあった。
髪型や色が変わったって何も変わらないけど、変わる努力をしてみようと思った。
これ以上後悔をしたくないから。


お店でお客様に　「え～！髪の色が…」と驚かれること多々。
「弱いスーパーサイア人から多分人に戻った」
仕事先でも買物先でも病院でも…みなさん思っている以上に驚いた。
金髪の方が良い！　こっちの方が健康的！　という数は半々かな～
初対面の方と待ち合わせで、「金髪なのですぐわかると思う」という目印はなくなった。
最初の黒と赤を混ぜたような感じで日に透けるとピンク？から洗うたびに金髪に近づいています。
次回は何色にしようかな～　←楽しくなっている

←これ何だかわかりますか？
血糖測定する器具です。　←６０秒かかって古いタイプです
使用するほとんどの方が指先に針を刺し（機械下のペン型の物に針をセットしバネで突きさす）血を出し測定します。
１型糖尿病である限りこの機器とインシュリン（自己注射）がないと生きていけません。
血糖値が目で見てわかればいいけど測らないとわからないのでインシュリンの量を調整できません。
日に４回打ちます。食事前の３回は即効性＋１日持つタイプのインシュリンの２種類使用。

深夜1：00～1：30、日本テレビのNNNドキュメント’10で「脳死移植」という番組があった。
録画し先ほど見た。
移植改正法で脳死後、家族の同意でドナー患者になることが可能となった。
その第１回に私と同じⅠ型糖尿病の方が膵臓と腎臓の同時移植を行いその様子を追っていた。
彼女は１０歳の時にⅠ型になり４０年間インシュリンを手放すことはなかった。
合併症から腎不全となり透析を行い３年前に移植待ちの登録をしたそうです。
番組では無事元気になり退院をした。

現在17のドナー患者さんから８０人のレシピエントに命のリレーが行われているそうです。
ただ９例目の移植手術は命を落とす結果となったそうです。
もっと良い状態で早い段階で移植できれば…と。
移植には様々な手続きも審査も必要で移植にじゅうぶん耐えれる元気なうちに登録できるように改正が必要だと言っていました。
それとドナー登録しても高度な医療設備のない二次施設（ほとんどの病院）では脳死の判定ができず病院を移ることも法でできずドナーになることはないそうです。
まだまだ、はじめの一歩。でも大きな一歩。

移植した彼女はインシュリンの打たない日があること、透析しなくていいことが信じられない。
私はもう１回元気になって生きていきたいと思っていた。
こうして生かしてもらったことに、ドナーとなってくれた方とご家族に感謝し精一杯生きます。
と、力強く言っていた。
声にまで覇気があり、昨年の法改正前のインタビューと別人のようでした。
夢は夫と共にごく普通に生活をすること
良かった。退院していく彼女の後ろ姿を見て涙が出た。
この番組なんでみんなが見る時間にやらないんだ？と思って仕方ない。納得がいかない！

この番組を同じⅠ型の友人から　「このドクターが私の主治医」だと連絡があり知った。
彼女は今日からこの病院で約１ヶ月移植ができるかどうかの検査入院。
膵臓＆腎臓の同時移植ができる状態であって欲しい。
テレビの彼女のように元気な身体を、生きるための様々な重荷を下ろせる日が来ることを祈り願います。